アナンダブログ

タイマッサージとトークセンのAnanda healing

吉増剛造さんのトークイベントに行ってきた

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詩を読んだりしたことは、ほとんどない。

谷川俊太郎くらいしか思いつかないなぁというわたくしですが、誘われて吉増剛造さんのトークイベントに行ってきました。小樽まで。小樽にもそもそも行く機会がほとんどないもので、そこまでの道のりからちょっとした小旅行のような感じ。

 

小樽は何度かしか訪れたことがないのですが、街並みが札幌とはまるで違って異国感。地震の影響か、夕方だからかわからないけれど人がすごく少なくて寂しい気もしたけれど、アーケード街の高齢者施設で行われるイベントで、一人キーボードを弾きながら『ルージュの伝言』を歌う男性がいてすごくキュートだった・・・ちんまり盛り上がってた。時間があればちょっと立ち止まって聞きたかったなぁ。

 

吉増さんのことも知らなかったのですが(すみません)会場へ入ったらすごくかわいくて目が輝いているおじいちゃまがいたのですぐわかりました。中性的な美人顔。

話の中に出てくる登場人物たちについても、(度々すみませんですが)知らないわたくしは90分間頭で整理しながら聴くので忙しかった。初めて聞くことや名前を音だけで理解するのは難しいですよね。板書があるのってすごくわかりやすいんだなぁ。

 

写真は、後半のパフォーマンスのもの。床に置いた金属板やらの上に高級インクを垂らすとこ。雨のような音。目にはアイマスクと口にはコピー用紙を貼り付けたまま。そのまましゃべるしゃべる。どんどん新しいことを積極的に、意識的にやってさらに新しい発見や刺激を見つけていこうとする人でした。

即興で詩を発する場面があって(アイマスク付きで)、その空気はすごくシンとしたもので心地よかった。背筋が伸びるようなみんなが集中している空気が。そのシーンが一番たのしかった。予備知識がない私でも音として空気を味わうことができたので、よかった。

 

あとは、私は普段あまり人が集まる場所にはいかないので、たくさんの人が誰かに集中して話をきいたり気を向けている空間が久しぶりだったのがすごく新鮮でした。同じような意識のひとたちの集まりはこういう雰囲気だったか、とか。本当に私は集団のある場所には行かないようになったなぁとしみじみしたのでした、笑。

 

でも人とのかかわりは気が循環するからいいなぁと思った。大勢でなくても、ひとりの友人にあって話すだけでもよくて。自分の中だけでぐるぐるして停滞しすぎるとよくない・・・時もある。ひとりの時間が必要なのは大前提だけれどね。

 

 

秋の花粉症で鼻水とくしゃみが静まりそうにないので、今日は早めに終わりにしようと思います。

おしまい。